ヤフーとグーグル
検索エンジンの闇に迫る
インターネットの世界は検索エンジンが牛耳ってきたと言っていいだろう。
検索エンジンがホームページの順位付けをする結果次第で会社の業績や人の人生までもが
大きく左右される。
日本の場合、ヤフーとグーグルがほぼ市場を独占してきた。
その影響力の大きさゆえ、検索エンジンには客観的で中立な順位付けが求められてきたはずだ。
しかし、どうだろう。検索エンジンが有料広告を採用し、利益を追求しだした頃から
かなり中立性が怪しくなりだしてきたのではないだろうか。
特に今回私はアドセンス広告に絡み、googleとyahooの検索順位に
大きな開きがあることを見つけた。
以下はその検証である。
まずためしに『デイトレード』と入力してgoogleとyahooでどのように検索結果が異なるか見てみよう。
下の検索結果は2009年、2月12日現在の検索結果である。
グーグルとヤフー、それぞれトップ10を調べてみると
同じサイトは『ウィキペデア』と『戦国デイトレード』のたった2つしかない
(同じものは上の画像に黄色で示した)。
これほど大きな検索結果の違いはいったい何によるものだろうか?
それぞれの検索結果をひとつづつクリックしてわかったことは
グーグル上位サイトの多くはアドセンス関連で占められ、
逆にヤフーではほとんどアドセンス関連サイトが排除されていることである。
上に赤で示したようにgoogleでは6サイトがアドセンスを導入しているのに対して、
ヤフーでアドセンスを導入しているサイトは1つしかなかった。
どうやらヤフーはアドセンスのサイトを徹底的に排除しており、
一方でグーグルはアドセンスのサイトを優遇しているのではないか?
という疑惑が浮かんできた。
今や公共の観点から客観性の使命を持つといえる検索エンジンが
果たして自社の利益のために検索順位を意図的に操作することが許されるものだろうか?
問題をハッキリさせるためにさらにその下の100位までを徹底的に調べてみることにした。
キーワード『デイトレード』での検索による
グーグルとヤフーのアドセンス関連サイトのランキング比較
google Yahoo
1位 〜 2位のアドセンス関連サイト 6サイト 1サイト
11位 〜 20位のアドセンス関連サイト 5サイト 0サイト
21位 〜 30位のアドセンス関連サイト 1サイト 0サイト
31位 〜 40位のアドセンス関連サイト 1サイト 0サイト
41位 〜 50位のアドセンス関連サイト 3サイト 0サイト
51位 〜 60位のアドセンス関連サイト 2サイト 2サイト
61位 〜 70位のアドセンス関連サイト 1サイト 2サイト
71位 〜 80位のアドセンス関連サイト 1サイト 1サイト
81位 〜 90位のアドセンス関連サイト 0サイト 1サイト
91位 〜 100位のアドセンス関連サイト 0サイト 3サイト
以上の検証結果から言えることは、
1.ヤフーはアドセンスを含むサイトを50位以内にはランクしない※
2.グーグルはアドセンスサイトを優遇している可能性が高い。
ということである。
※ 10位以内に唯一ランクされている『戦国デイトレード』というサイトが
アドセンスを始めたのは2月に入ってからであり、今後の順位変動によって
大きくはじかれる可能性が高い。
検索エンジンの世界は大手企業の寡占とエゴにより公正さを求められるはずの
検索結果に大きなゆがみが出てきている。
人々に利便さと豊かさを与えるはずのIT技術が不健全な成長により
社会にマイナスの影響を与え始めているのは大きな問題である。
今回の世界的経済危機を乗り越えるためにはIT業界の再構築が必要である。
情報の共有という新しい社会のインフラが一部の企業の都合により
ゆがめられるのは許されないのだ。